かれこれ15年前の話です。
東北のある中学校では、男子は坊主、女子は肩より髪を長くする場合は、後ろを束ねなければならないという校則がありました。
女性はまだ全然ゆるやかなのですが、男子の坊主は祖父や父の時代ならまだしも、1990年代のこの時期には、とうてい古臭い校則なのでありました。
中学生というと、“おされ”に興味をはじめるお年頃。
そこを丸刈りの坊主で強制されるのは、余計に髪の毛を生やしたい症候群にかられ、いかんしがいたい状況なのです。
「早くふさふさの髪を伸ばせるようになりたい!」
これは、全校の男子全員が切に願う気持ちであったのです。
(※お寺のお坊さんの息子以外は。)
そこで、1人の男子生徒が立ち上がった!!
(プロジェクトXでいうと、ここでミユキが歌いだす)
中学校の生徒会長Aである。
「そもそも、なんで坊主なの??」
「周りの中学では同じく坊主のところもあるが、ちょっと大きな市や他の県ではふさふさじゃないか!」
「昔からの決まりだからでは、理由にならない。全校生徒の思いは一緒だ!」
「頭髪の自由化をしよう!」
この一声で、全校生徒の署名を集め「頭髪自由化運動」がはじまったのです。
この後、Aやその仲間たちにはいろいろな難関と思いがけもしない展開が待っているのは、この時は知る由もないことなのでした。
つづく・・・。
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